董卓という人物

蒼天航路より画像引用

 

董卓は、幼少の頃より武芸に秀でており、

腕力も相当強かったそうです。

 

馬に乗る際も、弓袋を馬の両側につけて、

乗りながら、左右どちらの手でも弓を引く事ができたと言われています。

 

西涼での盗賊や異民族討伐で大きく結果を残し、

力をつけていっています。

黄巾賊討伐に抜擢

董卓の過去の功績により、

黄巾の乱が勃発した時、盧植の後任として、

中郎将に取り立てられています。

 

ですが、黄巾賊相手に思うような結果が出せず、

苦戦を強いられます。

 

そんな折りに、劉備・関羽・張飛の義勇軍が助太刀し、

大いに助けられた事もありますが、

 

劉備達が何の身分もない義勇軍だと知ると、

雑に扱うようになります。

 

劉備達は、その態度に愛想をつかし、

董卓軍を去ったというようなこともありました。

 

そしてその後、

董卓軍は黄巾賊に敗北し、

その責任として、董卓は失脚してしまいます。

 

失脚した董卓は、

その後西涼地域に戻り、再度力を蓄えていきます。

宮廷内での権力争い

宮廷では、霊帝が死去した後、

劉弁(兄)と劉協(弟)の二人の跡継ぎ問題で乱れていました。

 

劉弁と劉協は、母親違いの兄弟で、

劉弁側は、劉弁の母親の兄である何進といった外戚が支持し、

劉協側は、宦官が支持しており、

 

表向きは、後継者争いですが、

実際は、外戚 VS 宦官という構図が成り立っていました。

 

結果的には、

兄の劉弁が新皇帝になります。

 

 

それをきっかけに

劉弁の外戚ということで大将軍にまで出征していた何進は、

宦官達を皆殺しにしようと画策します。

 

その為、各地より袁紹・公孫瓚・曹操・丁原等の将軍を

大げさに都に呼び寄せます。

 

しかし、自分達を皆殺しにしようとしてることを

宦官達が知ると、何進をうまく呼び寄せて、うやむやに殺してしまいます。

 

何進が殺されたことを何進側の袁紹が知ると、

袁紹は激怒し、宮廷内に火を放ち、宦官達を殺していきます。

 

しかしその混乱の中、宦官の一人が、

劉弁(皇帝)と劉協を連れて、都である洛陽から脱出します。

董卓の悪運

蒼天航路より画像引用

 

洛陽から劉弁と劉協を連れて

脱出した宦官を助けたのが偶然にも董卓になります。

 

何故董卓が洛陽近くまで来ていたかというと、

董卓もまた何進から呼ばれた将軍の一人だったわけで、

 

到着時、洛陽の宮廷内が燃えているのを見て、

どうしたものか途方に暮れていた所に、劉弁と劉協を連れた宦官が現れたわけです。

 

勿論この頃の後漢時代では、

外戚や宦官が権力を持っている事からも分かるように、

皇帝の権力は地に落ちていました。

 

その上、新皇帝になったばかりの劉弁も幼かったから尚更です。

 

 

ですが皇帝を手中に抑えているかどうかというのは、

大義名分上、非常に大事な事であり、

 

二人を連れ出した宦官はその場で処刑し、

劉弁と劉協を連れて、洛陽へ乗り込むわけです。

 

劉弁と劉協を助けたという形になった董卓は、

そのまま宮中掌握したわけです。

宮中でやりたい放題の董卓

蒼天航路より画像引用

 

宮廷を掌握した董卓は、

まず皇帝になったばかりの劉弁を廃止し、

そして劉協を新皇帝につかせます。

(※劉弁は最終的に長安遷都前に殺害されます。)

 

また呂布に主君である丁原を裏切らせて、殺害し、

その兵力も董卓軍に組み入れています。

 

また自分自身に逆らう者に対しては、

容赦なく処刑していきます。

 

こうやって董卓に逆らえる者もいなくなり、

董卓の政治とも言えない独裁政治が行われていくわけです。