離間の計

離間の計とは、親しいものを疑わせる為の情報を流し、

どちらか片方を疑心暗鬼に陥らせ、仲違いさせる計略のことをいいます。

これは三国志の時代に関わらず、

様々な時代で使用された計略の一つです。

実践

横山光輝三国志(32巻36P)の画像引用

 

三国志時代にもこの計略は何度も使われています。

その中で代表的なものを一つだけ上げたいと思います。

 

曹操が西涼の馬超と韓遂と戦った時の話です。

 

馬超と韓遂は敵同士であった事もありますが、

この時は一緒に曹操を倒そうという事で協力体制を取ります。

 

馬超・韓遂の西涼軍は強く、非常に苦戦させられてしまいます。

そこで曹操はこの離間の計を使います。

 

 

ちなみに韓遂と曹操はもともと顔なじみでした。

そこをついたのが曹操陣営の賈詡です。

 

お互いの戦いが長引くにつれ、和議の話が出てきます。

その時に曹操は顔なじみである韓遂に、

両軍を代表して二人だけで話したいと持ち掛けます。

 

その後、実際に曹操と韓遂は二人で話すのですが、

曹操は昔話など戦いや和議と全く関係のない話だけします。

 

曹操の意図が全く分からなかった韓遂に、

馬超が「何の話をしのたか?」と尋ねます。

 

それに対して韓遂は「たわいもない話しかしていない」と正直に答えます。

 

しかしそれを聞いた馬超は、

韓遂に対して、「二人だけの秘密の話をしたのではないか?」と疑いの感情が沸いてしまいます。

 

 

それからしばらくして、

曹操から韓遂の元へ書簡が届きます。

 

その書簡は、文字を書き直した後が沢山あり、

韓遂は曹操が何故こういう書簡を送ってきたのか分かりませんでした。

 

そして書簡が韓遂に届いていた事を馬超が聞くと、

それを見せてもらいます。

 

馬超が書簡に目を通すと、書き直した後が沢山あるのを見て、

「都合が悪い部分を韓遂が書き直したのではないか?」と更に疑いを持ってしまいます。

結果

曹操の離間の計略とは知らず、

馬超は曹操の計略に見事にはまり、疑心暗鬼に陥ります。

 

結果として、馬超と韓遂は仲違いし、

そこを曹操軍はつき、勝利をおさめました。

 

味方を疑っては勝てる戦も勝てません。

馬超が韓遂に疑いを持った時点で勝負は決まっていたのでしょうね。