漢時代や三国時代の度量衡について

漢王朝(前漢・後漢)であったり、魏・呉・蜀であったり、

 

その時代で使われていた長さや重さの単位が同じでも、

今の長さ・重さ・容量に置き換えると、実際の長さ・重さ・容量が違っていたりします。

 

これは後漢王朝と三国時代だけでなく、他の時代と比較しても同様ですね。

 

 

ただ今回は伍漢王朝と三国時代に絞って記載したいと思います。

 

ちなみに魏・呉・蜀と天下を統一した西晋は、

今の長さや重さで考えた場合に同じ基準で使用されていますので同じです。

 

ちなみに長さの事を「度」、容量はそのまま「量」

重さの事を「衡」と一般的に呼ばれますね。

 

 

ただ資料や様々な方の研究によって実際の長さの誤差はあったりします。

例えば漢王朝の一寸を2.31cmとするものであったり、一合を20mℓと計算されてる場合もあります。

 

まぁ個人的には大きく違い過ぎないならば、

ある程度正確であればそれで十分だと思っています。

 

そのあたりの認識をベースとした上で、長さ・重さ・容量の一つの基準とされてください。

度量衡(前漢・後漢・魏・呉・蜀・西晋)の参考数値

漢王朝(前漢・後漢) 魏・呉・蜀・西晋
寸/長さ 一寸=2.3cm 一寸=2.4cm
尺(一寸=十寸)/長さ 一尺=23cm 一尺=24cm
丈(一丈=十尺)/長さ 一丈=230cm 一丈=240cm
匹(一匹=四丈)/長さ 一尺=920cm 一尺=960cm
里/長さ 一里=415m 一里=434m
両/重さ 一両=14g 一両=14g
斤(一斤=十六両)/重さ 一斤=224g 一斤=224g
鈞(一鈞=三十斤)/重さ 一鈞=6.72kg 一鈞=6.72kg
石(一石=四鈞)/重さ 一石=26.88kg 一石=26.88kg
合/容量 一合=19.8mℓ 一合=20.2mℓ
升(十合)/容量 一升=198mℓ 一升=202mℓ
斗(十升)/容量 一斗=1.98ℓ 一斗=2.02ℓ
斛(十斗)/容量 一斛=19.8ℓ 一斛=20.02ℓ