毎年10月~11月辺りの時期に開催されている三国志祭ですが、
そんな今年の三国志祭を訪れて楽しんできましたので、
少し遅れましたが11月の終わりに紹介しておきたいと思います。
三国志一色に染まる三国志祭は、
兵庫県神戸市長田区(新長田エリア)で開かれているお祭りなので、
少しでも三国志が好きな方は一度は足を運んでみたいお祭りでもありますね。
ちなみに記念すべき第一回開催は、
2007年7月29日に行われたのは完全に余談です。
三国志開催直前の商店街
三国志祭
人形劇&変面ショーの雰囲気動画
「誡子書」を見せて頂いた偶然
誡子書とは諸葛亮が自らの子孫に対して残したとされる文章であり、
長らく諸葛八卦村に住む人達を通して今に伝えられているものになります。
そして偶然にも見せて頂いた誡子書は、
諸葛亮から数えて四十九代目にあたる諸葛品餘さんによる直筆の書でした。
以前に神戸に来られたことがあるようで、その時に本人に書いて頂いたと仰っておりました。
誡子書(原文&翻訳)
見せて頂いた誡子書の意味は次ような意味合いになりますので、
折角なので紹介しておきたいと思います。
少なくとも私が感じる所として、諸葛亮らしい言葉ですね。
夫君子之行、静以修身、倹以養徳。
(優れた人の行いは、静かに身を修め、倹約をして徳を養うものである。)
非澹泊無以明志、非寧静無以致遠。 (無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ目的を達成することはできない。)
夫学須静也、才須学也。 (学ぶ際には心が穏やかでなければならず、才能は学ぶことから生まれる。)
非学無以廣才、非志無以成学。 (学ばなければ才能が開花することもなく、志がなければ学ぶ事すらできない。)
滔慢則不能励精、険躁則不能治性。 (少しばかりの知識をつけた程度で傲慢になれば、己を奮い立たすこともできなくなる。 また短気であれば、自分自身を制御する事もできなくなる。)
年与時馳、意与日去、遂成枯落、多不接世。 (年月が過ぎ去るのは早く、志というものは次第に衰えていくものである。 そして最終的にはその志も朽ち果ててしまい、世の中と接する事すらなくなってしまう。)
悲守窮廬、将復何及。 (しかしそのように貧しくなってから悲嘆しても遅いのである。) |
三国志祭(大団円)
三国志祭(大団円)の雰囲気動画