駆虎呑狼の計
二虎競食の計が失敗に終わった事で、
荀彧が次の対策として提案した計略になります。
これはどういう計略かというと、
穴の中にいる虎の前に豹が現れれば、虎は穴を出て豹を追いかけ、
虎が留守にした穴を狼が必ず狙ってくるというものです。
実践
駆虎呑狼の計を仕掛ける相手は、
二虎競食の計が失敗に終わった相手である劉備と呂布で、
虎が劉備、狼が呂布になります。
後は豹になる相手を探さなければいけませんが、
その相手として袁術が選ばれました。
まず、皇帝から直接劉備に対して、
「袁術が漢王朝の命令に従わないので討ちとれ!」という命令を出します。
次に曹操から袁術に、
「劉備が袁術を倒したいと皇帝に願い出てきた」という旨を伝えます。
そして劉備は袁術を討伐する為に出兵し、
袁術は、攻めてくる劉備を迎え撃つことで戦いが始まります。
結果
曹操・荀彧の狙い通り、
劉備と袁術が戦いが始まりました。
そして、劉備が袁術と戦っている間に、
呂布が徐州を奪い取ってしまいます。
計略は見事に決まり、
駆虎呑狼(ぐこどんろう)の計は、成功に終わります。