孫晧

呉の最後の皇帝になったのが孫晧でしたが、

皇帝になってからはやりたい放題で民衆を苦しめ、

自分に反対するものは、容赦なく処罰・処刑していました。

 

今回はそんな孫晧が、

引き籠もっていたら死んだと噂された話をしたいと思います。

引き籠もっていたら死亡説が浮上してしまった

孫晧は自分の気に入った女性がいると見境なく、

無理やりにでも抱いていました。

 

そんな中、寵愛していた張夫人が死んでしまいます。

 

血も涙もないと思われていた孫晧でしたが、

張夫人の死を聞いてひどくショックを受け、引き籠ります。

 

そして孫晧は、張夫人の為に大規模な葬儀を行います。

それを見た民衆は、「孫晧の葬儀が行われている」と噂したそうです。

 

 

孫晧の政治に苦しんでいた民衆は、

「孫晧が死んでくれれば嬉しいんだけどなぁ・・・」

という心の声が噂を立たせたのかもしれませんね。

張布

張布は孫休に仕え、非常に信任も厚かった人物ですが、

彼には二人の娘がいました。

 

そして孫休が病死する前に、

張布と濮陽興(ぼくようこう)に対して、

息子を次の皇帝にするように頼んで崩御します。

 

息子を頼まれた二人でしたが、曹休の息子が幼すぎた為、

今の困難な呉の状況では国が亡びると考えた結果、孫晧を皇帝に擁立します。

 

しかしこれが完全に呉の命運を決してしまいます。

孫晧は私利私欲に溺れ、完全に悪政を開始しました。

 

 

そんな孫晧を皇帝に擁立した事を後悔した張布でしたが、

後悔しているという事が孫晧の耳に伝わると殺されてしまいます。

張夫人

 

張布には二人の娘がいたことは上でも書きましたが、

二人とも絶世の美女でした。

 

長女は既に嫁いでいたので、

次女を後宮に呼び寄せ、孫晧の寵愛を受けます。

しかし、父を殺された恨み言をぽつりと漏らしたため、次女は殺害されてしまいます。

 

殺してしまったけれども、

孫晧は彼女のことを忘れる事ができず、

彼女の木像を作らせて、常に傍においていたそうです。

 

 

そこで今度は、嫁いでいた張布の長女を

無理やりに後宮に呼び寄せます。

 

この女性のことを、一般的に張夫人と呼んでいます。

孫晧は張夫人と一日中共に過ごし、朝廷の政治の場所にも顔を出さなくなったと言います。