絵に描いた餅(画餅・絵餅) 絵に描いた餅は、魏の二代皇帝にあたる曹叡に由来する故事成語であり、 画餅がべいや絵餅えにもちとも呼ばれるもので、これに関することは「魏志」盧ろ毓いく伝に残されています。 ちなみに盧毓の父親は劉 […]
「三国志から生まれた言葉」の記事一覧
呉下の阿蒙&士別れて三日ならば、即ち更に刮目して相待つべし
呉下の阿蒙(呉下阿蒙) 呉下の阿蒙とは、いつまで経っても成長しない人物を指す言葉です。 阿蒙とは呂蒙の事であり、そんな呂蒙の諱である蒙に「阿」をつけて馬鹿にしたような言葉になります。 一般的に小さい時の幼名 […]
湖海の士(湖海之士)
湖海の士(湖海之士) 「湖海こかいの士(湖海之士)」とは、有能な民間の人物を例えた言葉であり、 壮大な志や豪気を備えた人物に使われる四字熟語になります。 一般的にも知られた「湖海の士」ですが、 これは後漢末 […]
琥珀は腐芥を取らず。
琥珀は腐芥を取らず 「琥珀は腐芥ふかいを取らず」は、 最初会稽郡の王朗に仕え、後に孫策・孫権に仕えた虞翻に由来する言葉です。 虞翻は若い頃ら自らを高める為に学問に励んでいた人物でしたが、 これは虞翻が十二歳 […]
董遇 -「読書百遍義自ずから見る」「董遇三余」-
董遇(季直) 董遇は字を季直といい、司隸(司州)弘農郡の出身で、 質朴で口数は少なく、学問をひたすら好み、後漢末から魏の時代にかけて活躍した人物です。 董遇の家柄などの詳細は不明で、両親が誰だったのかなどは […]
兵は神速を貴ぶ
兵は神速を貴ぶ 建安五年(西暦200年)、官渡の戦いに勝利した曹操は、 その翌年である建安六年(201年)にも倉亭の戦いにて曹操は勝利を収めています。 ただその後に袁紹が亡くなる建安七年(202年)5月まで […]
白眼(白眼視)&青眼(青眼視)
阮籍(竹林の七賢) 三国志の時代には、清談に熱中した知識人達がいました。 その代表的な人物が竹林の七賢と呼ばれた七人の知識人になります。 阮籍(げんせき) 嵆康(けいこう) 山濤(さんとう) 劉伶(りゅうれい) 阮咸(げ […]
先見の明(先見之明)&舐犢の愛(舐犢之愛)
先見の明(先見之明) 「先見の明」という故事成語(四字熟語)がありますが、 将来(未来)のことを見通す事ができる能力などとして使われます。 今では当たり前のように使われる事の多い言葉ですが、 この語源の誕生 […]
白波(しらなみ -白波賊-)
白波(しらなみ) 日本でもお酒の名前としても耳にする白波ですが、 もともとの語源は中国の後漢末期の頃にまでさかのぼります。 184年に張角率いる黄巾賊が反乱を起こしたことで知られていますが、 黄巾賊が鎮圧さ […]