横山光輝三国志(53巻19P)より画像引用
第一次北伐で街亭の戦いに敗れた馬謖は、
諸葛亮(孔明)によって斬首されてしまうわけですけど、
三方行成先生の短編小説は、馬謖が斬られる瞬間から話が始まります。
馬謖が実際に処罰された経緯は諸説ありますけど、ここでは触れません。
とにもかくにも「泣いて馬謖を斬る」という諺は有名ですから、
三国志を知らない方でもこの言葉は知ってる人も多いことでしょう。
ちなみにそのあたりの事はこちらの記事で紹介していますので、
気になる方は読んで頂ければと思います。
「流れよ我が涙、と孔明は言った」
「流れよ我が涙、と孔明は言った」がタイトルなのですが、
これ以外にも次のものが短編小説として同時に収録されています。
- 「折り紙食堂」
- 「走れメデス」
- 「闇」
- 「竜とダイヤモンド」
まぁここでは他の四つの話には触れず、
「流れよ我が涙、と孔明は言った」の話だけをします。
多くは語りません。
最初の出だしで一気に引き込まれてしまいます。
はっきり言ってこれで気にならない人はいないのではないでしょうか!?
少なくとも私は「始まりの一文」で一気に引き込まれました。
読んでない方のネタバレはしたなくない短編小説なので、
最初の二行だけ紹介したいと思います。
この始まりを見て気になったり、引き込まれた人は購入して読んでみて下さい。
「単純に面白い!」
本当にその一言に尽きる話になっています。