武廟十哲とは?
「武廟十哲」とは、
760年に唐朝の粛宗(第十二代皇帝)が、
唐朝以前(唐朝の人物も含む)の優れた人物を十名を選抜したものになります。
つまり過去の全ての人物の中から優れた人物を十名選びましたという事ですね。
ただ最初は粛宗が太公望(呂尚)を武成王に封じて、武廟(武成王廟)を建立した事が始まりで、
それに合わせる形で過去の優れた人物を他に十名選抜したという感じです。
- 太公望(過去の偉人)+十名(過去の偉人)
ちなみに建中三年(782年)に、徳宗(第十二代皇帝)が、
武廟十哲とは別に優れた人物を六十四名を選抜(武廟六十四将)し、
武廟十哲と合祀させたというのは後日談になりますね。
武廟十哲に選抜された十名
- 〈姜斉(呂斉)〉司馬穰苴
- 〈呉〉孫武
- 〈魯・魏・楚〉呉起
- 〈燕・趙〉楽毅
- 〈秦〉白起
- 〈前漢〉韓信・張良
- 〈蜀漢〉諸葛亮
- 〈唐〉李靖・李勣