蜀漢で諡号が贈られた十二人の人物

基本的に諡号しごうとは生前に功績が高かった者達に対して、死後に与えられるおくりなになります。

 

分かりやすい例を出せば、

曹操が武帝、曹丕が文帝、曹叡が明帝と諡号が与えられたような感じです。

 

ちなみに正確に贈られた年が分かっているのは、

関羽・張飛・馬超・龐統・黄忠が追贈された景耀三年(260年)と、

趙雲が追贈された景耀四年(261年)の二つだけになりますね。

景耀三年秋九月、追諡故将軍関羽・張飛・馬超・龐統・黄忠。
景耀四年春三月、追諡故将軍趙雲。

 

他はあくまで亡くなった直後辺りに任じられた前提の推測年になっています。

〈劉備時代〉

劉備時代に諡号が与えられたのは、法正ただ一人になります。

  • 法正(建安二十五年/220年頃) 翼侯

〈劉禅時代〉

劉禅時代には十一人の人物が、

大きな時間の隔たりを経ての追贈含めて諡号が与えられています。

  • 諸葛亮(建興十二年/234年頃) 忠武侯
  • 蒋琬(延熙九年/246年頃) 恭侯
  • 費禕(延熙十六年/253年頃) 敬侯
  • 陳祗(景耀元年/258年頃) 忠侯
  • 夏侯覇(景耀元年~景耀二年/258年~259年頃) 諡号名は不明
  • 関羽・張飛・馬超・龐統・黄忠(景耀三年/260年)
  • 趙雲(景耀四年/261年) 順平侯

 

関羽・張飛・馬超・龐統・黄忠(景耀三年/260年)の五人の諡号は以下にまとめます。

  • 関羽 壮繆侯
  • 張飛 桓侯
  • 馬超 威侯
  • 龐統 靖侯
  • 黄忠 剛侯